D言語のクラスの特徴
D言語は言語仕様レベルでオブジェクト指向をサポートする言語です。
D言語はクラスベースのオブジェクト指向言語であり、クラスを使用することができます。
クラスとはオブジェクトの設計図であり、その設計図から具体的なオブジェクトを生成することが出来ます。
クラスの定義
クラスを定義するには予約語の class を使います。
class クラス名 { フィールドおよびメソッドを定義 }
オブジェクトの生成
クラスからオブジェクトを生成するには予約語の new を使います。
クラス名 変数名 = new クラス名();
コンストラクタ
コンストラクタはオブジェクトの生成時に自動的に呼ばれる特殊なメソッドです。
コンストラクタの定義
class Hoge { this(引数) { 処理 } }
コンストラクタは名前は this です。戻り値がないため、戻り値の型を指定しません。
クラスには必ず一つのコンストラクタが必要であり、明示的にコンストラクタを定義しなかった場合、
引数なしで処理を何も行わないコンストラクタが自動的に作成されます。これをデフォルトコンストラクタと呼びます。