D言語の配列
配列とは、データを入れる連続した箱のようなものです。
D言語では要素数を宣言時に決定する静的配列と、要素数を途中で増減可能な動的配列があります。
静的配列の宣言と初期化
配列宣言の構文
データ型[要素数] 配列変数名;
上記が静的配列の宣言になります。
配列要素に値を代入
以下は要素を三つ持った配列を宣言し、各要素の値を代入する例です。
int[3] arr; arr[0] = 0; arr[1] = 1; arr[2] = 2;
宣言時に配列を初期化
宣言と同時に配列を初期化するには以下のようにします。
int[3] arr = [1, 2, 3];
動的配列の宣言と初期化
配列宣言の構文
データ型[] 配列変数名;
上記が動的配列の宣言になります。静的配列と違い要素数を記述しません。
宣言時の配列の要素数はゼロなので、そのまま要素にアクセスしようとするとランタイムエラーになります。
int arr[]; // これはエラーになる。 arr[0] = 1;
動的配列の要素数を変更するにはlengthプロパティの値を変更します。
int arr[]; // 配列の要素数を3に変更する。 arr.length = 3; arr[0] = 1; arr[1] = 2; arr[2] = 3;
宣言時に配列を初期化
宣言と同時に配列を初期化するには以下のようにします。
int[] arr = [1, 2, 3];
動的配列の末尾に値を追加
動的配列は以下のようにすると末尾に値を追加することができます。
配列の要素数は自動的に増加します。
int[] arr; arr ~= 1;